横浜市は4月22日、パシフィコ横浜 会議センター(横浜市西区みなとみらい1)で、「ソーシャルインパクト・フォーラム ヨコハマ」を開催する。
横浜市が2016年度に進めてきた「社会的インパクト評価モデル事業」の報告と、欧州の専門家による先進事例の紹介などを行う。社会的インパクト評価とは、事業や活動の結果として生じた社会的・環境的な変化、便益、学びなどの効果を定量的・定性的に把握して事業や活動についての価値判断をすること。
フォーラムは「日本における社会的インパクト投資の未来と創造とイノベーション~ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)に関するイギリスとオーストラリアの事例から、 世界の社会的インパクト投資と社会的インパクト評価の現状と課題を学ぶ~」をテーマに、横浜市と明治大学が主催。
フォーラムでは、アレックス・ニコラスさん(英国:オックスフォード大学サイード・ビジネススクール教授)が「ソーシャル・インパクト・ボンドの世界的動向~神話と現実~」と題して講演。コメンテーターとして、チー・ホーン・シンさん(英国:OPM事業開発マネージャー)と金子郁容さん(慶應義塾大学名誉教授)も登壇する。
第2部では、金子さんをモデレーターに、英国マンチェスター州のNPO「ティーンズ・アンド・トドラーズ 」のミッシェル・ファレル・ベルさん、オランダを本拠地に置く社会起業支援に特化したトリオドス銀行で働くダン・ハードさん、KPMGのルース・ローレンスさんが先進事例を紹介する。
さらに、濱田さんと横浜市のモデル事業でプログラムの設計・評価・測定に携わった公共経営・社会戦略研究所代表で明治大学教授の塚本一郎さんも加わり、横浜の事例報告をして、今後の取り組みなどについて議論を展開する。
第3部では、「空き家等を活用した地域活性化の可能性」について、明治大学経営学部学生研究グループがプレゼンテーションをする。コメンテーターは岡部友彦さん(コトラボ合同会社代表)が務める。
開催時間は、12時30分から18時まで。入場無料(同時通訳あり)。申込みは共創フォーラム参加募集ページから。