ビッグイシュー日本・ホームレス問題キャンペーン実行委員会は11月19日、ホームレスの人型ポスターを使った雑誌「ビッグイシュー日本版」のキャンペーン広告を、横浜市営地下鉄関内駅の1番出口への通路の壁面に掲載した。同実行委員会の構成団体はビッグイシュー日本、オグルヴィ&メイザー・ジャパン、NPO法人さなぎ達、Funnybee。広告はホームレスの実物大の人型ポスター12体を、駅構内の通路の壁面100メートル以上に掲出するもので、横浜市交通局、福祉局の協力により実現した。ポスターのモデルは実際のビッグイシュー販売員で、ホームレスの寝姿から座姿、立姿への変化を見せることで、ビッグイシューをきっかけにもう一度社会復帰するまでのプロセスを表現している。広告掲載期間は12月18日まで。「ビッグイシュー」は、ホームレスに路上での雑誌販売という仕事を提供し自立を応援するという目的のもと、1991年に英国・ロンドンで創刊されたストリート雑誌。「ビッグイシュー日本版」は2003年9月に創刊、販売価格は200円で、販売員は1部売ると110円の収入となる。平均発行部数は42,000部、販売員数は約120名(京阪神60名、東京圏50名、仙台10名)。
ビッグイシュー日本版