横浜市は、ぴあ（東京都渋谷区）と連携して、スポーツ観戦者の試合観戦前後の回遊性向上に関する実証実験として「巡る旅でハマる横浜」プロジェクトを開始した。

　サッカー観戦を目的に市内のスタジアムを訪れる観戦者に対し、スタジアムエリアから市内各所への回遊を促し、地域経済の活性化につなげることを目的に、ぴあが運営するアプリ「ユニタビ」を活用し、横浜市を本拠地とする「横浜F・マリノス」「Y.S.C.C.横浜」のホームゲーム観戦者に複数の市内回遊促進施策を実施し、観戦者の動向データの把握や分析を行う。

　アプリは、Jリーグのファン・サポーター向けで、「ユニフォームを着て、街を旅する」がコンセプト。サッカーのJ1からJ3までの観戦したいサッカーの試合を探すことができ、試合とチケットの登録、スタジアム周辺スポットの検索、観戦と観光記事を読むことができる。

　「巡る旅でハマる横浜」プロジェクトでは、チェックインラリーとして、対象試合の前後に対象スポットでアプリでチェックインするとポイントが付与され、ポイントに応じて、クラブグッズなどの景品が当たる抽選に応募ができる。指定の対象スポットで、一定額以上の購入などでオリジナルステッカーがもらえる（数量限定、なくなり次第終了）。

　また、横浜スカイビル、MMテラス（みなとみらいグランドセントラルタワー）の協力店舗で使えるアプリ利用者限定のクーポン発行、アプリ内でサッカー観戦と横浜の街巡りを楽しむ記事の配信、アプリ限定宿泊プランを実施するほか、 対象ホテルへの宿泊でオリジナルミニペナントをプレゼントする。アプリ限定の宿泊プランも利用できる。

　実証実験の対象試合は8月7日から11月3日までの横浜F・マリノスとY.S.C.C.横浜のホームゲーム。