馬車道通りで「馬車道まつり」で10月31日、毎年恒例のイベント「馬車道まつり」が始まった。
「ガス灯150周年記念イベント」であいさつする女優の五大路子さん
馬車道は、ガス灯やアイスクリーム、乗合馬車、街路樹などの「日本発祥の地」。「文明開化の頃の横浜を思わせるような風景が楽しめるまつり」として行われ、今年で39回目となる。
日本で最初のガス灯が馬車道で誕生したのは、1872(明治5)年10月31日。「ガスの記念日」である31日は「ガス灯150周年記念イベント」として、関内ホール前でガス灯の点灯式や、皆川トオルクインテットとキャロル山崎さんによる街角ジャズライブなどが行われた。
11月3日は、鹿鳴館時代の淑女の衣装を身に着けたモデルが登場し、街全体で当時の雰囲気を再現する。毎年、来街者に人気の馬車や人力車の試乗会のほか、「横濱馬車道あいすもなか」を配布する「馬車道もののはじめスタンプラリー」、はかまの着付け体験、街頭紙芝居、横浜エクセレンスとY.S.C.C.のシュート体験などを行う。
期間中、馬車道商店街の約80店のワゴンが歩道に並ぶ「馬車道マルシェ」も開催する。
関内ホールでは、「馬車道まつりアートフェスタ2024」を同時開催。ジャズコンサート「村田浩&The Bop Band」を行う。
馬車道のガス灯設置は、実業家の高島嘉右衛門がフランス人技師のアンリ・プレグランを招き、横浜瓦斯(ガス)会社を設立して実現。ガス灯は文明開化の象徴として急速に普及し、1874(明治7)年には東京・銀座通りに85基のガス灯が設けられ銀座名物になった。
イベントは11月3日まで。