横浜市中区の山下公園通り周辺で1月17日と18日、実証イベント「横浜くつろぎエコナイト ～Yamashita Park Avenue～」が開催されている。

横浜マリンタワー前にはキッチンカーも

　会場は横浜マリンタワー（横浜市中区山下町14-1）周辺とホテルニューグランド周辺（中区山下町10）で、歩道と車道の一部を通行止めにして、一体的に活用して行われる。

　イベントでは、エコをテーマにしたコンテンツを多数用意。マリンタワー周辺では、水素ガスを使って料理したソーセージなどのグリル料理や、地元の規格外野菜などの食材を使った豚汁を提供するほか、コタツを設置し、地産地消グルメを楽しみながらゆったりと過ごせる空間を提供する。

　キッチンカーなどの電源には、ウエインズトヨタ神奈川の協力で、水素燃料電池車（FCEV）から電力を供給する仕組みを導入しており、クリーンエネルギーの実用例を体感できる。

　ホテルニューグランド周辺では、同ホテルが手掛ける特別メニューを提供する「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」が登場。老舗ホテルのドリンクやフードを楽しめるほか、イルミネーションに彩られた周辺エリアでキッチンカーグルメを片手に散策を楽しむこともできる。

　山下公園前の山下公園通りは車道1車線を開放し、イルミネーションを楽しみながらゆったり歩くことができる。

　イベントは、持続可能な都市開発と地域活性化を目指した取り組みの一環として、横浜市都市整備局が企画した。

　都市整備局臨海部活性化推進課の早田光孝課長は「山下公園通り周辺をウォーカブルな空間にすることを目指し、車道を一部規制して、にぎわいを創出することを目指す実験実証として、エコをテーマに実施する。普段はできない体験ができる空間。ぜひ、足を運んでほしい」と話している。

　開催時間は両日とも17時から21時まで。参加は無料。

　会場に隣接する山下公園お祭り広場周辺では、スケートリンクやキッチンカーが設置された「WINTER Wonder PARK Ykohama」が開催されている。