横浜市役所アトリウム(横浜市中区本町6)で2月2日、「創造都市ワンデイフォーラム」が開催される。
アーティストやクリエイター、都市空間の専門家などが集まり、2004年に横浜市が始めた創造都市政策の成果と今後の展望、創造的な都市づくりの未来について語る。主催は、創造都市スクールと神奈川大学建築学部。
第1部は「創造都市×政策評価」をテーマにした非公開のワークショップ、第2部が建築や都市デザインを通じた創造都市のこれまでとこれからを語る公開フォーラム、第3部が創造都市横浜の未来を展望する公開ディスカッションの三部構成。
第2部は、「創造都市×建築」をテーマに、横浜市の不動産ストックや公共空間を活用した取り組みが紹介される。登壇者には建築家やデザイナー、都市空間の専門家が登壇し、横浜の創造界隈の形成や、新たなコミュニティの創出について議論する。
第3部は「創造都市×未来」をテーマに、創造的な社会関係をいかに持続可能な形で築いていくかが話し合われる。拠点運営者や行政担当者らが登壇し、次の20年に向けた新たな挑戦と展望について意見を交わす。
フォーラムは、横浜市立大学が昨年6月に開講した「創造都市スクール」の一環として実施される。スクールでは、自治体政策担当者や専門家、実践家などを対象に、創造都市政策の実践的スキルを育成するプログラムを提供している。
創造都市スクールを企画した横浜市立大学の鈴木伸治教授は「横浜における創造都市の取り組みの特徴は、公民が連携しながら、都市の創造性を高めるための、さまざまな取り組みをリレーしてきたことにある。21年目をむかえて、創造都市の担い手も変化しつつあり、これまでとは異なるステージに入りつつあると思う。そんな議論のきっかけになればよいと考えている」と話している。
開催時間は、第1部が10時~11時30分、第2部が13時~15時、第3部が15時30分~17時30分。第2部と第3部はオンライン視聴も可能。参加費無料(事前登録制)。