![公式アンバサダーに就任した俳優の二階堂ふみさん](https://images.keizai.biz/hamakei/headline/1738908398_photo.jpg)
日本を代表するフランス映画の祭典「フランス映画祭2025横浜(Festival du film francais au Japon 2025)」が、「Bonjour YOKOHAMA」を合言葉に3月20日から23日の4日間、横浜みなとみらい21地区などで開催される。
開催に先立ち、2月6日にフランス大使館公邸で概要発表会見が行われ、山中竹春横浜市長、日産自動車専務執行役員チーフサステナビリティオフィサーの田川丈二さん、フィリップ・セトン駐日フランス大使、主催するユニフランス代表のダニエラ・エルストナーさんが登壇。今年の公式アンバサダーに就任した俳優の二階堂ふみさんも会場に駆けつけた。
発表会では、今年の映画祭のテーマ「Avec~新しい感性との出会い」と、会期中に上映される最新のフランス映画のラインアップが発表された。今年のオープニング作品は、カンヌ国際映画祭で高い評価を得て、フランス国内で940万人が鑑賞したヒット作「The Count of Monte-Cristo」。このほか、アカデミー賞最多となる12部門13ノミネートを果たしたジャック・オーディアール監督作品の「エミリア・ペレス」や2024年サン・セバスティアン国際映画祭脚本賞受賞したフランソワ・オゾン監督の「WHEN FALL IS COMING」など10作品が上映される。
公式アンバサダーに就任した二階堂さんは「母の影響で映画が好きになり、小さい頃からフランス映画を見て、シネマへの憧れを抱いていた。今回このような機会をいただけてとても嬉しく思う」あいさつ。横浜フランス映画祭 2025のテーマである「Avec~新しい感性との出会い」について、二階堂さんは、パリを訪れた際に「共通の好きなもの話になると、一気に距離が近くなることを実感して、人と人は好きなものが共通してると、言語や文化、国境を超えることができるのだと思った」と、パリでの思い出も楽しげに話していた。
山中横浜市は「横浜フランス映画祭は、フランスからいらっしゃる多くの監督や俳優の皆様と、観客の皆様との距離が近いことが特徴。春の訪れを感じていただきながら、横浜のまちで映画祭を楽しんでいただきたい」とあいさつ。
フィリップ・セトン駐日フランス大使は「フランス映画祭は今年で32回目を迎える。より多くの方にフランス映画の魅力をお伝えしたい。また、ひとりでも多くの方にフランス映画の多様性やバイタリティを知っていただきたい」と呼びかけた。
オープニングセレモニーは3月20日に横浜市役所アトリウム(中区本町6)で開催。期間中の上映会場は横浜ブルク13(中区桜木町1)。チケットは2月6日からチケットぴあで抽選予約を受け付けている。上映作品の「エミリア・ペレス」は、13日11時より抽選予約を開始する。