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横浜・三溪園で「桜ライトアップ」 無料シャトルバス運行も

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 横浜市中区本牧三之谷の三溪園(横浜市中区本牧三之谷)で、2025年3月28日から4月6日まで「桜ライトアップ」を開催し、開園時間を21時まで延長する。

三溪園夜桜にあわせ無料のシャトルバスを運行

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 三溪園は1906(明治39)年に実業家・原三溪によって開園された日本庭園で、約17.5ヘクタールの園内には京都や鎌倉から移築された重要文化財など17棟の古建築が点在する。春には9種類約250本の桜が咲き、岐阜県ゆかりの「ウスズミザクラ2世」や「ショウカワザクラ2世」など多くの桜を観賞できる。三溪園の創設者・原三溪が岐阜市柳津町の出身であることから、園内には同地ゆかりの桜も多く見られる。

 夜間のライトアップでは、桜のほか、旧燈明寺三重塔や臨春閣などの歴史的建造物にも光が当てられ、幻想的な景観を楽しめる。ライトアップは18時頃から21時までで、最終入園は20時30分。17時以降は内苑と三重塔への山道への立ち入りが制限されるが、外苑での観賞が可能。

 期間中はイベントや出店も予定されている。中央広場では日光さる軍団の太郎次郎一門による「猿まわし」が3月30日、4月5日、6日の10時から15時30分まで実施されるほか、三溪記念館ロビーでは老舗日本茶カフェ「茶倉SAKURA」が3月28日から30日、4月2日から6日にかけて「茶論 望塔亭」内に出店し、お茶と菓子のセットを提供する。セットは限定の煎茶6種と桜の落雁など3種の菓子付きで、価格は1,200円。

 中央広場周辺では香炉庵(和菓子)、SUNRISE BERTH(フィッシュ&チップス)、パン屋のオヤジ(コッペパン)、梅工房むめや(梅加工食品)、香老舗 松栄堂(お香)などが日替わりで出店する。

 横浜市は、JR根岸駅と三溪園を結ぶ無料のシャトルバスを運行する。運行日は3月28日から30日、4月4日から6日までの金・土・日曜で、JR根岸駅「根岸駅前」停留所9番のりばと三溪園正門の間を直通で結ぶ。所要時間は片道約15分。発車時刻は、根岸駅発が16時30分から20時までの間、三溪園発が17時から21時までの間で、それぞれ毎時0分と30分に運行される。乗車は無料で、事前予約は不要。

 三溪園は、原三溪の「美しいものはみんなで一緒に楽しむもの」という理念に基づいて整備され、現在は公益財団法人「三溪園保勝会」が運営している。2007(平成19)年には国の名勝に指定され、文化財として高く評価されている。

 開催期間は3月28日~4月6日。ライトアップ時間は18時~21時(最終入園20時30分)。入園料は大人900円、小中学生200円、横浜市内在住の65歳以上700円。

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