
横浜市内各所で4月2日から8日まで、「世界自閉症啓発デー」と「発達障害啓発週間」にあわせたライトアップや展示などの啓発イベントが行われている。
横浜美術館が「ソーシャルストーリー はじめて美術館に行きます。」を公開
「世界自閉症啓発デー」は、国連により2007(平成19)年に、自閉症をはじめとする発達障害への理解を深めることを目的に制定された。日本では厚生労働省が4月2日からの1週間を「発達障害啓発週間」と定めており、横浜市も連動した取り組みを展開する。シンボルカラーであるブルーの光で街を照らすライトアップ企画「LIGHT IT UP BLUE 2025 -横浜を青く照らす-」には、新たに横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3)が加わる。
ライトアップは、市内の観光スポットや公共施設など12カ所で実施。女神橋(西区みなとみらい1)、大観覧車「コスモクロック21」(中区新港2)、横浜ハンマーヘッド(中区新港2)、象の鼻パーク(中区海岸通1)、神奈川県庁本庁舎(中区日本大通1)、横浜市庁舎(中区本町6)、横浜マリンタワー(中区山下町)や日産スタジアム(港北区小机町)、横浜スタジアム(中区横浜公園)、横浜開港記念会館(中区本町1)などで実施する。
相鉄グループとの連携として、泉区の商業施設「ゆめが丘ソラトス」(泉区ゆめが丘31)では次代のまちづくりの一環として「クワイエットアワー」を実施。照明の減灯やBGMの音量調整を通じ、感覚過敏のある来館者への配慮を行う。あわせて、相鉄線の駅構内や「そうてつローゼン」などの店舗では、啓発ポスターを掲示する。
市立図書館では、発達障害に関する書籍をまとめて展示・貸出するパネル展「みんなで知ろう発達障害」を開催。中央図書館(西区老松町1)や戸塚図書館(戸塚区戸塚町)など、市内8カ所の図書館で順次展開する。各館では、自閉症や発達障害の理解を促す内容のパネル展示もあわせて実施する。
横浜美術館では、発達障害のある人々の来館を支援する「ソーシャルストーリー」を公開。館内外の様子や展示の流れを絵や写真を交えて紹介し、入館から退館までの流れを事前に知ることができるよう工夫されている。ソーシャルストーリーは横浜美術館のウェブサイトで閲覧できる。
市内の療育センターやリハビリテーションセンターに通う子どもたちによって作られたブルーフラッグの展示も行われる。子どもたちが青色の画用紙を用いて制作した作品は、西武東戸塚S.C.(戸塚区品濃町)、トレッサ横浜(港北区師岡町)、横浜市役所1階展示スペースAの3カ所で順次展示される。
一般社団法人「横浜市自閉症協会」と横浜市が協働して新たに制作した啓発ポスターは、日常の中で自閉症の特性をわかりやすく伝える内容で、市内の図書館や駅構内などで掲出される。
ライトアップの点灯時間は施設により異なり最長で20日まで。ブルーフラッグの展示は、西武東戸塚S.C.4日まで、トレッサ横浜で8日まで、横浜市役所で7日正午まで実施する。