横浜市、馬車道の万国橋倉庫を創作活動の拠点に転用

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横浜市は国際コンテナターミナルが所有する物流倉庫「万国橋倉庫」(中区海岸通4)を、アート系企業や教育機関が入居・活動する事務所・スタジオに改修し、3月末に「創造空間 万国橋SOKO」としてリニューアルオープンすることを発表した。これは横浜市の推進する「ナショナルアートパーク構想」に国際コンテナターミナルが協力し、万国橋倉庫をクリエイティブな人材が活用するスペースとして転用したいと申し出たことから実現したもの。「創造空間 万国橋SOKO」は床面積約3,000平方メートル、3階建て。耐震工事・設備工事を終え、5室をテナントに貸し出す。テナントは市と同社が募集を行い、クレイアニメを中心とするアニメーション技法で「ニャッキ!」などテレビ番組・CM・ミュージックビオデオ等を制作している映像作家・伊藤有壱氏が主宰する「アイトゥーン」(東京都渋谷区)の入居が決定した。「アイトゥーン」は横浜市が設置した「映像コンテンツ制作企業等立地促進助成制度」の助成活用事例第1号となる。他にも、「ブルーダル」をはじめとする横浜グッズやピクトグラムのデザインなどを手がけるデザイン事務所「NDCグラフィックス」、映像・ファッション系のクリエイターを養成する教育機関「バンタンキャリアスクール」の入居が内定している。横浜都心臨海部の戦略プラン「ナショナルアートパーク構想」では、馬車道周辺を歴史的建築物や倉庫などを活用してアーティストやクリエイターが集積し「創作」「発表」「滞在・居住」する「創造界隈」と位置づけている。
横浜市 映像コンテンツ・クリエイター等立地促進助成

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