サントリーのCMや、みなとみらい線日本大通駅構内の壁画を手がけたイラストレーター柳原良平氏(横浜市中区山手町)の個展「夢」がJR関内駅前のセルテ3階「せんたあ画廊」で開催されている。柳原さんがこの一年で描いた油彩や、雑誌に掲載した水彩の原画など計93点を展示。柳原さんはキャラクター「アンクルトリス」を案出し、開高健、山口瞳らとサントリー宣伝黄金時代を築いた。船好きとして知られ、帆船や豪華客船をモチーフにした作品が多い。会場には豪華客船の背景に色鮮やかな花を描いた100号の大作や、横浜市民にはなじみの「帆船日本丸」を題材にした作品もある。個展のテーマの「夢」について柳原氏は「寝ている時に見る支離滅裂な夢が好き。いろいろな船に、夢のように自由な思いをくっつけてみた」と説明する。入場無料、10時~19時。25日まで。問い合わせは、せんたあ画廊(TEL 045-662-2937)まで。せんたあ画廊