横浜市は6月9日、市内公共施設や学校におけるシンドラーエレベーター社(東京都江東区)のエレベーターの設置施設と設置台数、平成17年以降に起こった閉じ込め事故について発表した。
同社のエレベーターが設置されている市内公共施設は、横浜市営地下鉄横浜駅(西区)や麦田地域ケアプラザ(中区)、神奈川スポーツセンター(神奈川区)など45カ所で、設置台数は74台。平成17年1月以降に制御盤ロムの接触不良やスイッチ不良などで起きた閉じ込め事故は合計8件。
教育委員会の発表によると、市立の小中学校、高等学校、盲ろう養学校515校の内、98校に104台の同社のエレベーターが設置されており、金沢区の瀬ヶ崎小学校や都筑区の茅ヶ崎東小学校で児童や教職員が閉じ込められる事故が起こっている。98校に導入されているエレベーターの製造業者は、横浜エレベーター社製が18校、シンドラー社製が14校、東芝エレベータ社製が14校、日本エレベーター社製が10校となっている。