山下公園前に健康系ファーストフード3ブランドの旗艦店

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 「野菜をしっかり食べられるカフェスタイルのファーストフード店」をコンセプトに飲食店を展開する「スウィートベジタブル」(中区山下町2)は6月12日、産業貿易センタービル地下1階に飲食3ブランドの旗艦店「Spice Factory ・ POKAYU 横浜山下公園店」(TEL 045-900-2211)をオープンした。

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 同社は、カジュアルダイニング並みにこだわりのある料理をファーストスタイルで提供する「ファーストカジュアル」業態の飲食店を展開するベンチャー。野菜をふんだんに使ったカレーを提供する「Spice Factory」の1号店を今春、東京都世田谷区・千歳烏山駅前に出店している。今回オープンした横浜山下公園店では「Spice Factory」のほか、野菜を使った具だくさんのお粥を提供する「POKAYU」、フルーツと野菜のフレッシュジュースカフェ「Sweet Vege」の、今後新たに展開する2ブランドも1店に集めた。

 いずれもメインターゲットは女性客。各メニューにスモールサイズを設け、一度に様々な味が楽しめるよう工夫しているほか、女性が入りやすいように、ガラスを大きく使った開放的なカフェ風の店構えとした。内装は、木とステンレスの素材を中心としたシンプルな構成で、カラフルな椅子などをポイントで配置しているのが特徴。店内でノートパソコンを使えるようにコンセントの数を通常より増やしており、無線LANも近々導入する予定だ。

 「Spice Factory」は注文を受けてから目の前で焼くナンと、野菜を使った10種類のオリジナルカレーが大きな特徴。セットメニューでは2種類のカレーが選べ、焼きたてのプレーンナン、五穀ターメリックライスなどを自由に組み合わせができる。人気メニューは、ひき肉キーマルゥを使った「4種類の豆のカレー」、ほうれん草ルゥを使った「さっぱりチキンのほうれん草カレー」、旬の野菜を使った「季節のやさいカレー」などで、価格はSサイズが300円、レギュラーサイズが500円。ナンはプレーンのほかに、ガーリック、バジル、セサミ、スウィートハニー、キャラメルアップルといったオリジナルのナンがあり、オプションで選ぶことができる。

 「POKAYU」は野菜を使った具だくさんのお粥のファーストフード店。人気メニューは、柔らかく煮込んだ豚バラ肉が入り、男性が食べても満足感のある「お肉のお粥」(800円)、「クスクス」を使いイタリア風に仕立てた冷製粥「POKAYUのお粥」(800円)など。「Sweet Vege」は注文を受けてから食材をミキサーにかける新鮮な生ジュースを提供するカフェ。人気メニューは鉄分・ビタミンAが豊富に含まれ、肌荒れ防止効果のある「マンゴーほうれん草」(380円)。

 店内ではインドの食材を使ったオリジナルスイーツも提供しており、窒素ガスを注入して食材をムース状にする「エスプーマ」という珍しい製法で作った「たべるマンゴーラッシー」(380円)が人気。店舗面積は約40坪、座席数は41席。客単価は昼が800円~1,000円、アルコールも提供する夜は2,000円ほど。全商品でテイクアウトにも対応している。営業時間は8時~20時まで、年中無休。

 社長の舟生俊博さんは、3ブランドの今後の展開について、「まずはこの旗艦店でしっかりとメニュー開発やマーケティング、社員研修も含めた運営テストを実施していきます。3ブランドを立地に応じて使い分けて直営店を展開し、ゆくゆくはフランチャイズ化も検討していくつもりです」と語った。

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