横浜商工会議所、テレビ神奈川、神奈川新聞社で組織する「かながわ検定協議会」は、「かながわ検定」制度を創設し、来年から「横浜ライセンス」と「神奈川ライセンス」の2種類のご当地検定試験を開始する。
「ご当地検定」は地域の歴史や文化についての知識をテストするもので、代表的なものに「東京シティガイド検定」、「京都・観光文化検定」などがある。「かながわ検定」創設の趣旨は生涯学習、人材育成、観光振興で、1級~3級の等級を設ける。県と市で両方で地域をテーマにした2本立てのご当地検定は全国でも初めての試み。
まず、横浜に関する知識を問う「横浜ライセンス」3級を来年3月に実施する。内容は、金沢文庫の昔から、開化・事始めの歴史、ミナトと船、中華街、山手、元町、みなとみらいの観光地、郊外の丘の歴史と文化、文学の舞台やご当地ソングまで、「ハマっ子」なら知っておきたい知識を出題する。
神奈川全域に関する知識を問う「神奈川ライセンス」3級は来年中に実施予定。こちらは鎌倉武家政権や古都の神社・仏閣をはじめ、開国・開港・文明開化、横浜や川崎の産業・都市発展史、三浦・湘南・小田原・箱根・足柄・丹沢・大山・県央・県北の山あり海ありの神奈川全域から地域に関する今昔のあらゆる問題を出題する。
試験問題は出題は両試験とも、自然・環境、歴史、政治・経済、社会、生活・文化 観光・もてなしの6分野から100問をマークシート方式で出題する。試験時間は90分、受験料は3級が3,150円、2級は4,200円、1級は6,300円。
「かながわ検定」に関連して初年度実施予定の事業は、tvkで関連のテレビ番組放映、神奈川新聞紙上で練習問題シリーズ掲載、練習問題集発行、参考図書の指定、講座・説明会の開催、ホームページの開設など。問合せは「かながわ検定事務局」(TEL 045-651-1719)まで。