日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼最高経営責任者は6月27日、横浜パシフィコで行われた定時株主総会のスピーチで、2010年に予定していた、銀座から横浜みなとみらい21地区66街区への本社機能の移転時期を、横浜開港150周年となる2009年に1年前倒しすることを明らかにした。
ゴーン氏は「新本社は、横浜開港150周年となる2009年には完成する予定です。この『可能性という大海を突き進む帆船-ふね-』をテーマにした新本社が、横浜港の地平線に、この地に相応しい、美しい彩りを添えることができれば幸いです。」「私どもは故郷の横浜に戻れることをとても楽しみにしております。」と語った。
同社の新社屋は、新社屋は地上33階地下2階建てで、敷地面積10,000平米、延べ床面積約78,500平米。みなとみらい21地区66街区に移転する。新本社屋の設計は、建築家の谷口吉生氏と竹中工務店。施工会社は清水建設。新社屋には、世界本社と日本事業関連の主要機能を移転し、少なくとも2,000人が就労する予定。(画像=新社屋イメージ)