10月23日、野毛山・旧老松会館跡に貸し稽古場を備えた文化施設「横浜アートプラットフォーム:急な坂スタジオ」(横浜市西区老松町26)がオープンする。
同施設は、元結婚式場の「老松会館」を転用した公設民営の文化施設で、横浜市との協働のもと、NPO法人アートネットワーク・ジャパンとNPO法人STスポット横浜が共同事業体として管理・運営を行う。
施設には長期利用が可能な60平方メートル~250平方メートルの6つのスタジオが整備され、舞台芸術団体等へ貸し出しを行うほか、カフェやライブラリーなどの交流スペースを市民に開放する。また、横浜を拠点に活動する劇作家・演出家の岡田利規さん、演出家の中野成樹さん、振付家の矢内原美邦さんがレジデント・アーティストとして同施設に拠点を置き、創作活動を行う。
同日18時からオープニングパーティーとして、矢内原さんが主宰する「Nibroll」の新作稽古場の特別公開、スタジオ内覧会、レジデント・アーティスト3人のトークなどがおこなわれる。入場は無料。また、11月4日15時から、横浜市開港150周年創造都市事業本部長の川口良一さん、レジデント・アーティストの岡田さんらを招き、オープニング記念シンポジウム「横浜、舞台芸術創造の近未来」を開催する。