10月17日~19日、京急線黄金町駅近くで、高架橋の鋼板ペイント「パブリックフェンスアート ~Rocco&こどもミラクル~」が行われた。
同イベントは、初音町、黄金町、日ノ出町地区のまちづくり活動を行う「初黄・日の出町環境浄化推進協議会」が中区役所との協働で主催したもので、大岡川に面した高架橋の高さ=約3メートル、幅=約12メートルの鋼板に、同地区の横浜市立東小学校の5年生37人が「自然」「ごみのない街」「伝統」「国際」「鉄道」をテーマにペイントを行った。子供たちの想いを描いた絵画を飾ることで、同協議会が目指す「まちのにぎわいの創出」に役立てるのが目的。日本におけるウォールペイントの草分け的存在として知られるロコ・サトシさんをプロデューサーとして、9月21日・27日にワークショップを行い、テーマ設定や下絵の準備を行ってきた。ペイント実施最終日の19日には、現場を視察に訪れた中田宏市長も参加し、太陽の絵を描き入れた。
東小学校担任の安田忠信先生は「初めはあまり乗り気ではなかった子供たちが、現場に来て地域の人に支えられているということを感じながら伸び伸びと絵を描いている。図工の時間でキャンバスに向かっているだけではわからないことを学んだようだ」と話し、子供たちも口々に「楽しい」と感想を語っていた。