日本産業デザイン振興会(東京都港区、TEL 03-3435-5633)は10月25日、横浜市の都市デザイン活動「横浜市の一連の都市デザイン」を「2006年度グッドデザイン金賞」に選出した。
同市の受賞は、旧鉄道敷等を利用したプロムナード整備などの「歩行者空間の魅力向上」、歴史的建造物を保全活用した再開発事業などの「歴史を生かした街づくり」、道路空間を活用したオープンカフェなどの「都市空間の演出」という同市の35年間の継続的・複合的な一連の取り組みが評価されたもので、乗用車や家電製品など2,918件の審査対象の中から「建築・環境デザイン部門」で受賞した。地方自治体の個別の事業でなく、一連の取り組み全体が評価されての受賞は、横浜市が初。
金賞受賞について同市金田副市長は「大変名誉なこと。これを弾みにして、水・緑や歴史的建造物等も含めた横浜の魅力創造に取り組んでいく」とコメントした。
グッドデザイン賞は、日本産業デザイン振興会が運営する日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度で、国内外の多くの企業や団体が参加する。また「グッドデザイン賞」受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインを示す象徴として広く一般に親しまれている。