都内にイタリア料理店7店を展開する「カルミネ」(東京都港区)は11月28日、相鉄ジョイナス地下1階にオープンする「クイーンズ伊勢丹横浜店」(横浜市西区北幸1)内に同社初のテークアウト専門店「Carmine Deli(カルミネ・デリ)」を出店する。
同店は、都内のみでレストランを展開してきた同社が創業20年を迎えたことと、国内における惣菜市場で有名レストランの味をそのまま持ち帰ることのできるレストランブランドのデリショップが注目を集めていることを背景に、同社が新業態として展開を始めるもの。
店頭では「自分の家で豊かな食卓」をコンセプトに、イタリア料理の定番ともいえる魚介のリゾット(820円)、タコと野菜のマリネ(100グラム=520円)、ミートソースのラザニア(840円)、鶏のロースト小悪魔風(880円)、ポークフィレ肉のソテー(1,100円)などのメニューを、実際の店舗と同様のレシピで提供する。価格帯は600円~800円が中心。また、料理に使用するオリーブオイルは、同社カルミネ・コッツォリーノ社長がイタリアのトスカーナ州に所有する農園で生産されたもので、同店では同オイルや他のイタリア食材などの販売も予定している。
同社の担当者は「可能な限り、本場の味を低価格で実現することが理想。それにより日常的にイタリア料理を食してもらえることが目標」と話し、月商1,200万円を目標とする。また今後、同業態の店舗展開も見込んでいるという。営業時間は10時~22時。