11月28日、横浜駅西口の相鉄ジョイナス（横浜市西区南幸1）地下1 階に「クイーンズ伊勢丹横浜店」がオープンした。

　同店は、首都圏に18店舗展開するクイーンズ伊勢丹の最大規模店で、店舗面積は約835坪。直営スーパーマーケットゾーンのほか、物販・サービス店舗などの専門店ゾーン、フードコートを併設する。スーパーマーケットゾーンの売り場面積は約485坪で、広さは同地区立地のスーパーマーケット中では最大。

　売り場は、野菜・鮮魚・精肉のコーナーに加え、オーガニック商品などを扱うコーナーや世界のワインと300種類のチーズを揃える「クイーンズセラー」を設けるなど、「従来店より一層のこだわりを追求した品揃え」（同社）となっている。また、駅コンコース内という立地から多数の通過客の来店が見込まれるため、200ミリリットルのカップ入り日本酒や1袋450グラムの米など、「少量多品種」を扱うのも特徴。

　イートインコーナーには横浜初出店の「神戸屋ベーカリー」ほか3店舗、専門店ゾーンには洋菓子や惣菜店などの18店が出店。同店初の試みとして、店舗奥の約163坪のエリアにフードコートとビュッフェレストランを併設した。

　相鉄ジョイナスは、同店の出店によりメーンターゲットである25～34歳の女性による既存のファッションフロアとの買い回り性の向上と、食料品を中心としたゾーン形成により、ターゲット以外の客層の利用機会増を狙う。また、今後人口増・就労人口増が見込まれるMM地区や高島地区の「食」の足元商圏に対応することで、現在のメーン商圏である市中心部･西部の強化とともに、市北部や南部県央･県西方面への商圏拡大を図りたいという。

　営業時間は10時～22時（一部店舗は7時30分～23時）。

クイーンズ伊勢丹横浜店関連記事（ヨコハマ経済新聞）