横浜人形の家(横浜市中区山下町、TEL045-671-9361)3階企画展示室で12月9日より、「日本広告大展覧会」が開催される。
同展は、同館北原照久プロデューサーの所有するコレクションの中から、明治から大正・昭和にかけて作られた広告図像やマスコット・キャラクターを展示し、広告を通して20世紀を振り返るもの。
展示品は、「ペコちゃん」や「森永エンゼル」など、企業の顔として広告に登場したはずがいつの間にかみんなの人気者になっていた「マスコット・キャラクター」、初めてヌード写真を取り入れた「赤玉ポートワインのポスター」などの広告図像類、当時の子供たちを魅了し、今では大人の間でプレミアが付いているような「おまけと景品」、商売の神様を図像化した「福助」や「招き猫」など約1,000点。珍品では、頭部がブリキ製、ボディーが木製で、頭部・耳・口の中に仕込まれた電球が光り、頭上のアンテナが回り目玉を左右に動かして口を開閉する1950年代の貸本屋の店頭ロボットもある。古いロボットのため実際に動かすデモは行われないが、電球が光る様子を写真で展示するという。
同展担当者は「懐かしいのにどこか新しい。それぞれの時代の広告を見ることで、リアルに当時の風俗・流行、人々の息吹や街の喧騒を実感してほしい」と話している。2007年2月4日まで。営業時間は10時~18時30分。入館料は大人=500円、小中学生=150円。