相鉄本多劇場（横浜市西区南幸2、TEL 045-319-2150）で1月19日から21日までの3日間、トークセミナー「街と劇場」が開催される。主催は、横浜舞台芸術活性化実行委員会（通称＝横浜SAAC）ほか。

　同委員会は、様々な部門で舞台芸術活動を支えるプロの体験談を通じ、地域で演劇活動に携わる人々の知識や技術を高めてもらうことなどを目的に、2004年からトークショー形式で「バックステージワーク・セミナー」を開催している。今回のセミナーでは、講師を務める劇場経営者や劇団の主宰者が、「県内各地における演劇製作」（19日）、「演劇都市をつくり、まもる、ということ」（20日）、「相鉄本多劇場で公演を打つ」（21日）をテーマに語る。

　20日には、同委員会委員長で本多劇場グループの本多一夫代表も講師として登場。本多代表は、1981年から東京・下北沢に劇場を開き、同地域を全国的に有名な演劇の街にした「仕掛け人」とも言えるキーマンで、セミナーでは、下北沢で劇場経営を始めたいきさつや、横浜に相鉄本多劇場を開いた経緯、劇場経営のやりがいと苦労、地域とのかかわりなどを、インタビューに答える形で語るという。

　同委員会担当者は「劇場オーナーや劇団の主宰が講師となるのは今回が初。セミナーを通じて、横浜の演劇状況の改善には、演劇のつくり手だけでなく、地域全体での取り組みが必要だという考えが広まってほしい」と話している。

　開催時間は、19日＝19時～21時、20日＝18時～20時、21日＝14時～16時。参加費は、大人＝1,000円、学生＝500円。全講座受講パスポート＝2,500円（前売りのみ）。各講座の定員＝90人。

本多劇場グループ公式ホームページ