横浜市は2月16日、みなとみらい21地区の開発事業者募集の審査結果として、42街区は丸紅・三菱商事グループ、67街区は三井不動産が事業予定者に決定したと発表した。
42街区の丸紅・三菱商事グループのビルは地上27階、地下2階建てで高さ123メートル。延べ床面積は約9万6000平方メートルで、核となるテナントオフィスに横浜市の重点産業分野を始めとしたグローバルな企業を誘致し、低層部には個性ある商業テナントを配置、アートを取り入れた水と緑豊かな広場空間によりグランモール公園や横浜美術館との連続性を創出する。着工は2008年、2010年にオープン予定。
67街区の三井不動産のビルは地上29階、地下2階建てで、高さ約138メートル。延べ床面積は約8万9000平方メートルで、「世界に通用する企業の誘致」、次世代テクノロジーを持つ企業等を発掘、新産業創生基金を創設し研究開発の早い時期から実用化に向けた育成をする「横浜の未来の新産業を創生するシステム」、国連の横断的ネットワーク組織を誘致する「国際交流を促す仕組み」により世界に向けて発信する新産業創生型のグローバル拠点となる環境に配慮したオフィスビルを整備する。文化交流機能として、世界最大級の世界鉄道模型博物館を設置する計画。着工は2008年夏、2010年秋にオープンを予定している。
土地を保有する横浜市が事業者を公募し、42街区3件、67街区12件の応募事業者より選定した。