「ありあけのハーバー」に20年ぶりの姉妹品-黒船ハーバー

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 洋菓子製造販売のありあけ(横浜市中区日本大通、TEL 045-210-9776)は3月10日、同社の代表的菓子「ハーバー」の姉妹品「横浜三塔物語 黒船ハーバー」を発売する。

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 「ハーバー」は栗あんをカステラ生地で包んだ菓子で、1954年の発売当初はマロンに夢を託すという意味で「ロマン」と命名された。1966年には、港町横浜にちなんで船をかたどったデザインから「ハーバー」と改名し、独特のメロディーを使ったテレビコマーシャルの効果などから、同社の代表的商品となった。1999年に製造会社が一度倒産した後、元社員を中心とした「ハーバー復活実行委員会」によって2001年には販売を再開、復活後は累計約2,000万個を出荷している。姉妹品が誕生するのは約20年ぶりで、3月10日が「横浜三塔の日」に制定されるのを機に、新商品の開発を行うことになったという。

 新商品のコンセプトは、横浜開港のきっかけとなった「黒船」。若い世代を意識し、従来の栗あんに生チョコとレート、カカオニブをミックスし、周りのカステラ生地にはブラックココアでほろ苦さを加えた「ちょっと大人の感覚の味」(同社)が特徴。価格は、8個入り=1,050円、12個入り=1,575円。

 同社は3月10日、新商品発売を記念して合計2万個の試食キャンペーンを実施する。開催場所は、みなとみらい線日本大通り駅構内三塔広場、ハーバーズムーン日本大通ありあけ本館(中区日本大通)、横浜高島屋など。

 同社の花井社長は「開港の引き金となった黒船が日本を変え、横浜港開港から日本は変わったと思う。横浜が日本の文化の柱として存在し続けるというメッセージを簡単にイメージできるお菓子となれば」と話している。同社では足かけ5年、ハーバーのアップグレード商品開発にも取り組んでおり、生産体制を整え、今年中をメドに発売するという。

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