横浜スタジアム(横浜市中区横浜公園)で3月11日、新たに新設した「ベイブルーシート」誕生記念のセレモニーが開催された。
同球場では、今年からバックネットエリアの座席に座面の広いアメリカ直輸入の「ベイブルーシート」を導入し、座席数を6,000席から4,000席に減らした。年間シートのみの販売で価格は315,000円。非売品の記念グッズのプレゼントや規定開門時間より30分早い優先入場、ベイスターズがプレーオフや日本シリーズに出場した場合のチケット優先予約などの特典が付く。
セレモニーには、横浜スタジアムの鶴岡博社長と横浜ベイスターズの佐々木邦昭社長、大矢明彦監督が出席。鶴岡社長は、「プロ野球を始め興行が節目を迎えている現在、どのようなものを実現させるべきか球団と相談した」と経緯を説明し、座席数の減少については「英断だった」と振り返った。また、ベイスターズの佐々木社長は「日本一になった翌年の1999年は売り上げが好調だったが、翌2000年以降は売り上げが減りつつある。座席数の減少は営業的には影響は出るが、観客に満足してもらえる座席だと思う」とコメントした。大矢監督は「オープン戦もこれまで順調なので、シーズンに入っても頑張りたい。ベイブルーシートに座ってベイスターズを応援してほしい」と呼びかけた。
ベイスターズの広報担当者は「座席数は減ったが売り上げは去年よりも増え、問い合わせも多い」という。「まだ申し込みを受け付けているので良い席はお早めに」とのPRも。