特定非営利活動法人横浜シティアートプロモーションは4月1日、「横浜トリエンナーレ2008」について意見交換する「横浜トリエンナーレ2008・HOP会議」を開催する。
同企画は、2008年9月から12月までの約80日間、横浜市山下ふ頭周辺をはじめとする都心臨海部で現代美術の国際展「横浜トリエンナーレ」の第3回展が行われるのに先立ち、市民の参加の仕組みや関連するイベントの企画などについて意見を交換するもの。
会場はZAIM別館2階ホール(中区日本大通34)で、開催時間は15時から18時まで。参加費は無料。会議終了後には、「ZAIM FESTA YOKOHAMA 2007」ガイドツアーと交流会も予定されている。
全体テーマを「TIME CREVASSE(タイムクレヴァス)」とする「横浜トリエンナーレ2008」の総合ディレクターには、神奈川県立近代美術館企画課長の水沢勉さんが、ディレクター(キュレトリアル・アドヴァイザリー)には、ダニエル・バーンバウムさん(フランクフルト市立美術大学学長、ポルティクス ディレクター)、フー・ファンさん(ビタミン・クリエイティヴ・スペース 共同ディレクター)、ハンス=ウルリッヒ・オブリストさん(サーペンタイン・ギャラリー 国際プロジェクト担当ディレクター、展覧会プログラム共同ディレクター)が就任し、世界各地より80人程度の作家を選定し、映像、インスタレーション、写真、絵画、彫刻などの多様な作品を展示、街を取り込んだ大規模な「美術の祭典」となる。
前回の2005年の2回展では、開催に向けて市民参加型の「横浜トリエンナーレ作戦会議」が4回開催され、その参加者の中から応援企画や市民広報、ボランティア支援などの活動が生まれた。
主催する横浜シティアートプロモーションの原聡一郎代表理事は「今回のHOP会議には、総合ディレクターの水沢さんも参加する。市民のアイディアを直接伝えることができるいい機会なのでぜひZAIMに足を運んで欲しい」と話している。