横浜市立大学(横浜市金沢区瀬戸)とボランティアで防犯活動やまちづくり活動を行っている初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会(杉江義夫会長)が運営するサテライトキャンパス「Kogane-x Lab.(コガネックス ラボ)」が6月15日、中区初音町にオープンする。
同施設は学生と住民が主体となって、安心で安全なまちづくりや、地域活性化の活動を展開する拠点。かつて特殊飲食店だった建物を中区役所が借り上げ、地域の問題に取り組む同大学国際総合科学部・ヨコハマ起業戦略コースの学生たちと、同協議会に参加する地域住民が共同で改装している。内部は特殊飲食店3店舗の部屋の間仕切りを取り外し、1階を交流スペースに、2階を20人が入る教室とした。改装費用は横浜市と市立大学が負担し、建築資材の一部を地域住民が提供している。
横浜市立大学の鈴木伸治准教授は、「施設は大学の地域社会への貢献の一環として設置した。地元との協働で『民』と『学』による新しいスタイルのまちづくりに取り組んでいきたい。学生にとっては地域課題を発見し、解決方法を考えるリアルで貴重な実践体験の場になると期待している」と話している。
横浜市中区 区の事業 初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会 (Kogane-x)横浜市立大学関連記事[黄金町の特殊飲食店跡を再利用したギャラリースペース]関連記事[BankART、黄金町に新拠点「BankART桜荘」をオープン]関連記事[かつての風俗エリアも今は昔… 再生へ向け動き始めた黄金町の「現在」]関連記事[横浜市大発ベンチャー「CSRセンター」、LLPで設立]関連記事[横浜市大、公共政策の専門職大学院開設目指しシンポ]関連記事[横浜市立大学がMMにエクステンションセンター開所]関連記事[MM進出でより地域に開かれた大学へ。 独法化で変わりゆく横浜市大の現在]