生活情報紙「リビング新聞」「シティリビング」などを発行するサンケイリビング新聞社（東京都千代田区）は5月31日、女性のための地域ポータルサイト「えるぽ横浜」をスタートした。

　同サイトは、横浜で生活する女性向けの地域生活情報ポータルサイトを目指し、市内のグルメ・ショッピング・イベント・行政・医療など女性視点の情報を発信するもの。

　ライターには、該当する地域に住む女性応募者200人の中から選抜した5人がナビゲーターとしておすすめの情報を提供するほか、女性のレポーターや地域調査員180人が自分の目で収集した街ネタ情報を発信する。

　医療の分野では全ジャンルの病院検索ができる地域限定くちコミWebサイトを運営するQLife社と提携した「病院評判くちこみ」や、保育園から介護付有料老人ホームまで、さまざまな分野の女性コミュニティによるくちこみ情報を展開する。

　会員は、自分だけのオリジナルカレンダーを表示でき、情報を自分のスケジュールに組み込んだり、他の会員に提供したりすることが可能。会員サービスは10万人登録を目標に6月28日スタート。9月からはポイント・サービスも始めるという。

　「えるぽ」は、同社が「リビング新聞」を運営することからL＝Living（リビング）、Po＝Portal（ポータル）から名付けられた。2008年5月には東京都心・武蔵野・立川・埼玉・千葉・湘南、2009年5月までには名古屋・大阪・神戸、2010年には全国主要都市で立ち上げていく予定。同社は今年2月28日、行政と民間企業の協働編集で大人世代向け横浜情報マガジン「ハマジン」を創刊し、地元の市政情報との接点が薄い40?50代の男性を中心に、横浜市民として必要な「公共情報」と「大人の横浜OFF情報」を発信。創刊2号が5月31日から横浜市内の駅などで配布している。

　同社担当者は「まず横浜で展開し、その後に全国展開する計画。地域のNPOなどとのコラボレーションで、サイトと連動したイベントも行っていきたい」と話している。

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