NPO法人横浜にLRTを走らせる会(横浜市中区不老町2)は6月9日、横浜市開港記念会館で、横浜の環境と観光を考える「2007夏LRTフォーラム ~富山の先進事例に学ぶ~」を開催する。
同フォーラムは、LRT(ライト・レール・トランジット:次世代型路面電車)が環境や観光にどのように影響を与えるのか、まち自体をどのように変えたのかを富山市の事例を参考にしながら、横浜のまちづくりについての議論を行うもの。
第1部では富山ライトレール経営企画部長の大場一成氏による講演「富山市のLRT導入の期待とその効果」の後、「LRTが環境と観光に与える影響」をテーマに、大場氏、横浜市経済観光局集客プロモーション担当課長の鈴木明広氏、関内を愛する会・ヨコハマ大道芸実行委員会事務局長の広瀬勝弘氏によるパネルディスカッションを行う。
第2部では「LRT推進協議会設立へ向けて今後の活動」をテーマにワークショップを行う。参加費は1,000円(資料代)。
LRTとは、路面電車のシステム全体を近代化・ハイテク化した新しい都市交通システムで、欧米では1970年代から新しい都市交通機関として着目され、都市中心部の活性化や都市環境負荷の軽減など、都市再生の装置としても評価されている。2006年4月に開業した富山市のLRTは、当初の予想の2.5倍を超す1日平均4,500人の乗客が利用しているという。