山下公園レストハウス(横浜市中区山下町)に7月12日、売店やカフェ、子どもが遊べる遊具などを設置する「ハッピーローソン」がオープンする。
同施設は既存のレストハウスの利用者へのサービス向上のため、昨年から民間の公募を行い今年3月に選定された「ローソン」が展開するもの。子育て支援に取り組む横浜市とコラボレーションし、子育て家族にとって「便利で楽しい店舗を目指す」(同社)という。店舗面積は約84坪。売り上げは1日平均約48万円以上を見込む。
売店部分は既存の建物を生かしたシンプルな設計に、ディック・ブルーナのイラストを店内壁面に配置。通路幅は1.2メートルでベビーカーでもすれ違えるように配慮した。ミッフィーグッズや、アロマ・化粧品など「ママの癒し系」グッズ、ナチュラルローソンの商品を展開するほか、授乳用のスカーフとミルク用の湯の提供も行う。施設内で「横濱001」ブランドのグッズや食品を販売し、横浜観光コンベンション・ビューローとの連携で横浜の地図やパンフレットなど観光情報を扱う。
カフェ部分は、全国に25店舗を展開し旅行情報を提供する「トラベルカフェ」が運営し、プラズマディスプレーで横浜やトラベル情報を放映。そのほか屋内で子どもが遊べる遊具や靴を脱いで子どもと休憩できるスペース「キッズアイランド」や野外オープンカフェなどを設ける。子育て中の家族向けイベントの会場としての利用も考えているという。
ローソン「ハッピー子育てプロジェクト」のリーダー小嶋衣里さんは「子育て家族に限らず山下公園に訪れるすべての方に、子どもがいる生活や子育ての楽しさを感じてもらいたい」と話している。
営業時間は、売店=7時~23時、カフェ=11時~20時、休憩スペース=7時~20時。
「ハッピーローソン」は、2005年に同社が創業30周年を記念して「未来のコンビニを考えよう」をテーマに公募したアイデアを基に、「たのしく子育て」をコンセプトに「ママ」「パパ」「子ども」の生活支援を推進する業態。ディック・ブルーナの代表的作品である「ミッフィー」をシンボルに起用。2006年12月から今年6月までコンセプトショップ「ハッピーローソン日本橋店」を期間限定で営業している。
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