ZAIM本館シアター3階(横浜市中区日本大通)で7月7日、映画「幽閉者 テロリスト」の横浜上映を記念して、足立正生監督を招き初期作品「略称:連続射殺魔」上映とトークショーを行う。
映画「幽閉者 テロリスト」は、映画「銀河系」「女学生ゲリラ」などを撮り、1974年に単身パレスチナに渡って日本赤軍に参加した足立監督の35年ぶりとなる監督作品。1972年のリッダ空港襲撃事件の主犯のひとりで、監督の同志である岡本公三をモデルに、主人公が自爆テロに失敗し、繰り返される拷問の中「自分のやりたいこと」を求めてもがく様子を過酷なファンタジーとして描いたもの。出演は田口トモロヲさん、荻野目慶子さん、ARATAさん、柄本時生さんなど。
今回のイベントで上映されるのは、足立監督の初期作品となる映画「略称:連続射殺魔」(1969年)で、1968年から1969年にかけて4都市で起きた連続ピストル射殺事件で「連続射殺魔」とよばれた死刑囚永山則夫の足跡を、彼が見たであろう風景のみで綴った風景映画。トークショーには足立監督のほか、映画研究家の平沢剛さんと古畑百合子さんを招く。
開催時間は、上映=14時~、トークショー・パブリックディスカッション=15時30分~。料金は1,000円。
映画「幽閉者 テロリスト」は6月30日より、シネマ・ジャック&ベティー(横浜市中区若葉町)でレイトショー上映されている。上映時間は20時45分。料金は、一般・学生=1,300円、シニア=1,000円。