全国に25店舗を展開し、旅行情報を提供する「トラベルカフェ」(横浜市神奈川区栄町)と日本航空が共同で発行するフリーペーパー「JAL TRAVEL CAFE」が7月1日、創刊された。
同誌は、「空港のラックに置いてあるチラシをもっと手にとってもらいたい」という悩みを抱えていたJALと、自社のカフェとメディアとのコラボレーションを目指していたトラベルカフェの狙いが一致し、創刊されたもの。「日常の中の個人の欲求」をテーマに、普段感じる身近な欲求から旅の計画を立ててもらおうと、旅の途中、「立ち寄りたくなる建築」の紹介や旅のテーマに沿ったCD、DVDの紹介記事などを掲載。ターゲットは20代~50代で、「ゆとりがあり、旅を愛する男女」(同社)。
同誌発行人の西野太郎さんは「最近流行りの地下鉄設置のフリーペーパーなどが忙しい時に手にすることに対し、今回の雑誌はふとした時間に手が届く『待ち間マガジン』を目指す。旅行者はもちろん、その周辺の方まで手にしてゆっくり目を通していただける可能性が高いと考えている」と話す。
配布場所は、横浜セルテ店など全国のトラベルカフェ23店鋪と横浜シティエアターミナルなどのJALグループ支店カウンター9カ所のほか、お土産・レストランなどの空港店舗「BLUE SKY」25空港94店鋪、全国の旅行会社窓口など。発行は夏・秋・冬・春の年4回だが、来年には隔月化を目指すという。発行部数は30万部。