横浜市男女共同参画推進協会は、起業を目指す女性を対象とするグループ型支援「起業家たまご塾」の第1期塾生を募集している。
同プログラムは、具体的な事業プランを持つ女性が実際に起業するまでを、先輩起業家と男女共同参画センターが6カ月間継続的に後押しするもので、「ビジネス設計」「IT活用販促」のセミナーやワークショップへの参加、インターネット環境のある女性起業UPルームの専用スペースの利用、常駐するナビゲーターのアドバイス、マスコミへのプレスリリースのサポートなどが受けられる。
対象は、本気で起業を目指し、具体的な事業企画を持つ横浜市内に在住・在勤・在学、または市内で開業を予定している人。募集人数は10人で、同講座のメーン講師こみやまたみこさん(ネットビジネス・コンサルタント)ほか4人の審査員により決定する。利用料は6万円(月額1万×6カ月)。締め切りは7月17日。
同協会担当の小園さんは「『すべての女性の可能性にチャンスを!』をキャッチフレーズに、これまで例のないソフトの充実した仕組みを用意した。セミナーなども好評で、横浜から多くの志ある女性起業家が誕生していく兆しを感じている」と話している。
7月11日からは、自分にしかできない「オンリーワンビジネス」を探り、マーケティングと販売戦略を考え、詳細な事業計画・資金計画を作り込む「女性のためのビジネス設計セミナー」の参加者も募集している。
同事業は今年6月に発足したマイクロソフト、横浜市、横浜市男女共同参画推進協会が協働する「女性起業UPルーム」事業の一環。社会的、経済的に困難な状況にある女性を優先して起業を目指す女性を支援するもので、同協会が事業の企画・運営、横浜市が関係機関との調整や広報支援、マイクロソフトがソフトウエアの寄贈、社員によるボランティアの派遣、関係団体とのネットワークづくりの支援を担当する。3年間で女性起業家20人の輩出を目指す。