横浜市の日本大通活性化委員会(坪山沙織代表)とブロードバンド・ネットワーク・サービス「アッカ・ネットワークス」(東京都千代田区)は、日本大通り周辺エリアで7月28日から11月4日まで、「ワイヤレスLAN横浜プロジェクト IN 日本大通り」として、無料の公衆無線LANサービスを提供する。
同プロジェクトは、日本大通りにあるオープンカフェを中心に複数の無線LANのアクセスポイントを設け、無線LAN対応端末を持ち込めば誰でも無料で無線ブロードバンドを利用できる環境を構築し、同エリアへの集客・認知度向上と、新しいビジネスモデル創出についての検証を行うもの。
期間中に、ノートパソコンだけでなく端末メーカやサービス提供事業者などの協力を得て、無線LANに対応した様々な端末の屋外における新しい利用方法を検証する実験事業を実施していく予定。
アッカネットワークスは、現在総務省で検討されている2.5GHz帯での事業者免許取得を目指し、2006年12月より横浜みなとみらいエリアを中心に、次世代高速無線通信アクセス「モバイルWiMAX」の実証実験を行っており、今回は実際のサービス提供時を想定した様々な利用シーンの検証のほか、地域のNPO法人や施設との協働で、同時期に開催される映像イベント「ヨコハマEIZONE 2007」などの地域情報の発信も行う予定。
8月3日には、同社担当者のほか、日産自動車の次世代カーナビゲーションシステム開発担当者、横浜観光コンベンション・ビューローの担当者らが参加するトークセッションが日本大通りの創造拠点「ZAIM」で開催される。フォーラムでは、現在進行中の「Wireless LAN Yokohamaプロジェクト」を紹介し、事業に関心ある企業や団体の参加を呼びかける。
日本大通活性化委員会は、日本大通りの歴史と風格ある街並にふさわしい賑わいをつくることを目的に2005年より、道路空間を活用した「オープンカフェプロジェクト」を実施している。同委員会では、無線ブロードバンド環境の提供はプロジェクト終了後も継続的に進めていく方針。
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