8月20~22日の3日間、神奈川県立青少年センターホール(横浜市西区紅葉ヶ丘9)で、エイズ孤児救済のためのチャリティーバレエイベント「ダンシング・フォー・エイズ・オーファン」が開催される。
同イベントは、ハンブルグバレエ団、ベジャールバレエ団、ローラン・プティ・マルセイユバレエ団などで長く活躍してきたリン・チャールズさん(横浜市港北区在住)が、公演のパートナーであったジョージ・ドンさんをエイズにより失ったことをきっかけに、バレエ公演を通して、エイズに立ち向かう人々を支援することを目的として企画したもの。
同イベントのチケット収益金は、「スティーブン・ルイス基金」、「世界の医療団」、「UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)」、「アフリカ日本協議会」を通して、エイズにより両親を亡くした孤児への支援を始め、妊婦に対するエイズ母子感染防止薬、医療現場で必要とされる機器・物資の購入に役立てられる。
同イベントには、中村祥子さん、ホセ・カレーニョさん、マーラ・ガリアッツィさん、アレキサンダー・ザイツェフさんなど、世界的なトップバレエダンサーが出演する予定。同イベント事務局は「イベントの趣旨に賛同し、出演料なしで世界各地から集まってくれたダンサーたち。これだけ豪華なメンバーが一堂に集まることは通常の公演でもあまりない、非常に珍しい機会」と話している。
日程は、20日13時~20時が、バレエ公演の公開リハーサル、映画上映、写真展、ダンサーとの交流など。18時からは本番さながらのドレスリハーサルが行われる。21日13時~16時には、ダンサーたちによる講演やパネルディスカッションが行われる。両日ともに入場時に大人一口1,000円、こども一口500円の寄付を受けつける。
バレエ公演は21日と22日で、21日17時からマチネ公演。料金はゴールド・チケット1万2,000円、シルバー・チケット8,500円、ブロンズ・チケット5,000円。22日18時からガラ公演。VIPゴールド・チケット2万8,000円、シルバー・チケット2万2,000円、ブロンズ・チケット1万7,000円。公演終了後、シャンパンレセプション、オークションなどが行われる。
また、8月8日には19時30分から同公演のプレイベントとして、公演に関するトークや、出演ダンサーたちによるショートパフォーマンス、交流会などが行われる。会場はBankART Studio NYK(中区海岸通3)で、入場は無料(カンパ制)。
公演を企画したチャールズさんは「エイズ救済を目的としたバレエイベントは日本では初めての取り組み。みなさんが購入して下さったチケット1枚1枚が、エイズの犠牲になったこどもたちのために貢献します」と話している。同イベント事務局では、イベントの趣旨に賛同する協賛企業も募集中。問い合わせは同イベント事務局(TEL 080-5683-8222)まで。