横浜市中区役所1階フロアに9月7日、障害者団体が運営するカフェ「ナカナ・カフェ」がオープンした。
同店は、障害者の社会参加と地域の人との交流の場を目的に、市民団体「横濱ジェントルタウン倶楽部」と障害者施設「中区障害者団体連絡会」「本牧活動ホーム」が協働で運営するもの。これまで市庁舎内で運営していた障害者による商品を販売する「モック」が耐震工事で退去したのを機に企画された。店名は中区と「なかなかいいね」を掛けて命名。
席数24席の店内では、市民の手作り品を展示販売する「ナカナボックス」を設ける。パソコンで商品管理などを行う車いすの竹ノ内さん(72歳)は「今日で勤務3日目だが、毎日新しい発見がある。いろんな人と話す機会が持てるので楽しい」と話す。
メニューは、コーヒー(150円)や紅茶(150円)などのドリンク類のほか、障害者団体による手作りのクッキーやマドレーヌ、パウンドケーキなどを各100円で提供する。
中区役所福祉保健センターサービス課の清水さんは「障害があるない関係なく、一般のカフェに負けないぐらいのサービスやメニューの提供を目指している。今後の就労につながる場になれば」と話している。
営業は8時30分~16時。土曜・日曜・祝日と区役所休業日は休業。