横浜市は9月14日、展示・イベントスペース「創造空間9001」を旧東横線桜木町駅舎(横浜市中区桜木町)内に開設した。
同施設は、2004年1月の東横線桜木町駅閉鎖後、東京急行電鉄から横浜市が買い取り、改修工事を行ったもので、約170平方メートルの展示スペースはアーティストやクリエーター、市民の作品発表や交流の場として開放される。「クリエイティブシティ・ヨコハマ(文化芸術創造都市)」構想の一環としてZAIM(中区日本大通)やBankART1929Yokohama(中区本町)などに並び創造界隈拠点施設として開設。施設名は桜木町駅の最後の日、最終電車の車体番号が「9001」だったことにちなんで名付けられた。活用期間は2009年度まで。
同日にはオープニング式典が行われ、横浜市の野田由美子副市長は「今後約1.8キロの東横線・横浜~桜木町間線路跡が自転車も通れる遊歩道に整備される予定で、今回は先導プロジェクトとして街のにぎわいに寄与できるのでは」と期待を寄せる。
9月24日までは「『クリエイティブ・シティ』って知っていますか?」と題して創造界隈を紹介したパネルを展示。9月29日・30日には「2007野毛大道芸 オータムフェスティバル」、10月6日・7日は「横濱 JAZZ PROMENADE」でイベントスペースとして活用される予定。