BankART studio NYK(横浜市中区海岸通)で10月17日、19歳以下の子どもたちを対象に疑似社会体験ができるイベント「ミニヨコハマシティ」に関するシンポジウム「ミニヨコハマシティが生まれる」が開催される。
「ミニヨコハマシティ」は、子どもが就労や政治、都市計画などの社会体験ができるイベントで、今年3月に「ハウスクエア横浜」(都筑区中川)で、のべ500人の子どもが参加して開催された。ドイツのミュンヘン市で2年に1度行われる「ミニミュンヘン」がモデルとなっており、同種のイベントは千葉県佐倉市をはじめ全国各地に広がっている。
シンポジウムでは、「ミニヨコハマシティ」で市長に選ばれた高校1年生の三浦絢佳さんによる報告会をはじめ、同イベントの今後の可能性について横浜国立大学地域実践教育研究センター三輪律江准教授が基調講演を行う。
また、同プロジェクトと連携して進められている、横浜市職員の提案によるアントレプレナーシップ事業「こども・青少年が創るまち」事業の経過報告と意見交換もおこなわれる。
開催は19時~21時。参加費無料。
主催するミニヨコハマシティ研究会の岩室晶子代表は「『ミニヨコハマシティ』は何が起こるかわからないワクワク感溢れるイベント。ぜひ来て欲しい」と話している。
また、「こども・青少年が創るまち」事業提案メンバーの代表を務める杉山昇太さん(横浜市中区職員)は、「シンポジウムでは、イベントを通した子どもたちの成長や、教育プログラムとしての有効性、子どもたちの創造性が地域社会に及ぼす可能性を考えていきたい」と話している。