横浜市と円谷プロダクション(東京都世田谷区)は10月17日、平成ウルトラマンシリーズ第11作目となる映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟(仮)」(八木毅監督)の舞台が横浜になることを、定例記者会見で発表した。
同映画は、2009年の横浜開港150周年記念のプレイベントとして製作され、作品テーマは開港150周年のテーマと同じく「出航」。ロケは横浜スタジアムや中華街、横浜港大さん橋国際旅客ターミナルなど市内約30カ所で行われる。横浜市は横浜での映像製作をサポートする「横浜フィルムコミッション」を通じて、ロケ地の提供や広報協力などを行う。また10月18日からは、同コミッションのホームページで約1,000人のエキストラも募集する。
撮影は10月15日からすでに開始しており、11月25日ごろまでを予定。来年の秋の公開を目指す。製作費は約5億円。主演は人気グループV6のメンバーの長野博さん。
発表会見で円谷プロダクションの円谷一夫社長は、今回の経緯について、「誕生から42年を迎えるウルトラマンの普遍のテーマ『夢をあきらめず、未来を信じる勇気』が、横浜開港150周年のテーマと一致した」と話す。
少年時代、テレビでウルトラマンを食い入るように見ていたという中田宏市長は、横浜市役所を訪れたウルトラ兄弟に「大変興奮している。ウルトラの皆さん、横浜を守って下さい。映画を通じて横浜開港150周年のテーマである『出航』を印象づける良い機会になり、街全体で盛り上げていきたい」と期待を寄せる。