横浜市開港150周年協会は10月25日、2009年に開催される横浜開港150周年記念事業全体のシンボルとなるマスコットキャラクターのデザインを発表した。
同協会は、今年8月から9月にかけてキャラクターデザインを公募。全国から520点の作品が寄せられ、同事業イベントプロデューサーでアーティストの日比野克彦さん、クリエーティブ・ディレクターの小川巧記さん、演出家の宮本亜門さんらをはじめとする審査委員によりグランプリに選ばれた兵庫県在住の本山清数さん(57歳)の作品が決定した。今後ポスターなどを通じて同事業のPRに活用される。
作品は、横浜開港資料館の中庭にある大木「玉楠(たまくす)」をモチーフに同事業コアイベントの全体テーマ「出航」を表現して、船の胴体に種をイメージした顔で頭から芽が伸びているのが特徴。本山さんは「次の時代に向かって行く喜びや期待感、楽しさが表現できるキャラクターを目指して制作した。このキャラクターがどんな物語を紡いで行くのか、これからが楽しみ」とコメントを寄せている。
11月1日からは、マスコットキャラクターの愛称を募集する。グランプリ(1点)には副賞として30万円を進呈。詳細は同協会サイトから。