神奈川県中小企業団体中央会と野毛地区振興事業協同組合は横浜にぎわい座「芸能ホール」(横浜市中区野毛町)で11月20日、観光や特産品などを生かした地域資源の活用事例を紹介する「地域資源活用フォーラム」を開催する。
同フォーラムでは、作家・山崎洋子さんによる「横浜の大衆文化が時代を変える」と題した講演や、横浜にぎわい座館長の玉置宏さん、横浜・八景島シーパラダイスの布留川信行社長らを招いてパネルディスカッションを行うほか、地域の特色を生かした産業の振興を目的に国や神奈川県が取り組む支援プログラムを解説する。
今年から地域経済の活性化を図るため、税制・金融面など総合的な支援措置を講じる「中小企業地域資源活用促進法」が施行され、地域の資源活用に関する取り組みが盛んになっている。今年10月には関東経済産業局が補助金などによる支援を行う「地域産業資源活用事業計画」を初めて認定。横浜市内では、「野毛大道芸フェスティバル」を中心に「野毛劇場ブランド事業」として、まち全体を回遊する観光事業を目指す野毛地区振興事業協同組合の取り組みが、観光資源の活用として同事業に認定された。
神奈川県中小企業団体中央会の若林秀一さんは「横浜には、中華街や横浜スカーフなど活用できる地域資源がたくさんある。しかし、その活用法や、支援制度に関する知識が浸透していないのが現状。フォーラムを通して企業や団体だけでなく、地域住民の方にも理解してもらい、地域のブランド化や発展につなげていきたい」と話している。
開催時間は13時30分~16時20分。定員は400人。参加無料。参加申し込みは同会サイトから。