横浜市は12月3日から、同市立野毛山動物園(横浜市西区老松町)に付ける愛称のスポンサーを募集する。利用者のサービスの維持・向上と施設管理コスト軽減を狙い、ネーミングライツ(命名権)を導入。動物園としては全国初の試み。
同市の募集条件は希望価格年間5,000万円以上で、期間は5年間以上。応募期間は来年2月29日まで。これまで同市では、「日産スタジアム」「ニッパツ三ツ沢球技場(来年3月に名称変更)」などネーミングライツを導入している。
入園無料で市民に親しまれてきた同動物園は1951年に開園、1964年に無料開放を開始。現在104種の動物を飼育している。今年3月に入園者数が5,000万人を突破。来場者数は近年増加傾向にあるが、来年4月には指定管理者制度の導入も予定され、市の負担を軽減する目的で今回は、有料化ではなく一定の収入が得られる命名権が採用された。