横浜駅東口の高島2丁目地区に11月30日、複合再開発ビル「ファーストプレイス横浜」が開業した。横浜駅とみなとみらい21地区をつなぐ拠点として周辺の活性化が見込まれる。
同ビルは高さ約140メートルで、地下2階地上36階、延べ床面積約58,000平方メートル。1・2階に「文化堂 横浜高島店」(スーパーマーケット)や「ローソン」(コンビニ)、「10円饅頭 小饅寿本舗」(まんじゅう)、「コトブキヤ酒店」(創作料理)、「ピエス」(カフェ)などの商業店舗が入居。2~6階にはオフィスや医療施設、保育園のほか、「西区福祉保健活動拠点」が入り、7階より上は385戸を備えるタワーマンションとなっている。
同地区は、住宅、旅館、工場などの木造建築が密集する防災上の課題を抱えた市街地だったが、1992年の準備組合発足以来、約15年を経て高層ビルを完成させさせた。総事業費は約203億円。
今後、同ビル内には、横浜駅東口とみなとみらい21地区方面をつなぐ歩行者デッキ(ペデストリアンデッキ)を設ける予定。横浜市が計画している国道1号線をまたぎ、みなとみらい地区に2010年春頃にオープン予定のセガの総合エンターテインメント施設を結ぶ「高島二丁目歩道橋(仮)」(来春完成予定)と横浜駅東口方面を結ぶ「万里歩道橋(仮)」(2009年春完成予定)と連結して、みなとみらい地区と横浜駅間のアクセス向上を図る。
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