BankART 1929 Yokohama(横浜市中区本町)などで1月11日より、「食」をテーマにした企画展「食堂ビル1929 食と現代美術part4」が開催される。
同展は、1階ホールをランチバイキングなどを提供するレストラン「Restaurant 1929 again」、3階を喫茶「芸術銀行喫茶室」に、地下空間はバー「BankBar1929」として運営し、約25組のアーティストがインテリアやテーブルウエア、照明器具、看板などレストランに必要な装飾やデザインを施す。2004年から始まり今回が4回目。
参加アーティストは、自然とピンホール現象を利用したユニークな作品「木もれ陽プロジェクト」で知られる木村崇人さん、建築家ユニット「みかんぐみ」、漫画家のやまだないとさん、手作りの「酵母」を使った食文化を提案するデザイナー集団「ウエダ家」など。
期間中、アーティストによるワークショップも開催。そのほか、周辺の老舗飲食店などと作家がコラボレーションを行い、作品を店内に設置する食文化と現代美術を巡る回遊形展覧会「横濱芸術のれん街II」や、横浜近海の魚介類、近郊の野菜類を集めた「BankART市場」なども行う。
同施設の担当者は「現代美術のもっている新しい視線が、食の広がりと豊かさとどう反応していくか、総合的なプログラムを通して体験してもらいたい」と話す。
開催時間は11時30分~19時。入場料は800円(ワークショップ・イベント参加費は別途。展覧会入場料含み1,500円程度)。1月29日まで。