横浜人形の家(横浜市中区山下町)で12月18日より、造形作家・佐山泰弘さんによる猫をモチーフにした立体作品展「猫からの贈り物」が開催されている。
佐山さんが飼っている猫「ミーちゃん」をモデルにした作品を中心に約100点を展示するもので、動物好きの同施設プロデューサー・北原照久さんが佐山さんを紹介したテレビ番組を見たことがきっかけで企画された。
作品は、1994年ごろから制作されたもので「からくり人形」の仕組みを使って猫じゃらしにあわせて首を振る猫や、付属する手をかたどった磁石を近づけると鼻を近づける猫など、細かいしぐさや感情を表現しているのが特徴。猫のさまざまな表情をかたどった「顔面型録」や写真、墨絵などを展示しているほか、立体作品の販売、写真を元に家庭で飼っている猫をモデルにした作品制作も受け付けている。
2児の父親という佐山さんは「今までは、子どもを育てるように猫に接してきたが、子どもが生まれてからは癒やしてくれる存在になった。猫の表情やしぐさは見ているだけで、こちらを喜ばせてくれる。動きが予測不可能なところも魅力。ミーちゃんがいる限り作品を増やしていきたい」と話している。
開催時間は10時~18時30分。入場料は、大人=500円、小・中学生=150円。来年1月6日まで。