横浜港のシンボル「氷川丸」が4月25日に一般公開を再開

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 日本郵船(東京都千代田区)は1月30日、2006年12月25日に一般公開を終了した氷川丸の施設名称を「日本郵船氷川丸」と改め、4月25日にリニューアルオープンすると発表した。

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 同社は「歴史の生き証人でもある氷川丸を少しでも長く保存していくことが社会的使命」とし、横浜市指定文化財である氷川丸を2007年3月に譲り受け、10億円の修繕費を投じて、約8カ月をかけて船体の修繕、内装の修復、桟橋の補修工事を行っている。氷川丸が竣工してからちょうど78年目に当たる4月25日に一般公開を開始する。

 船内の観覧コースは、同船が戦前、シアトル航路の外航貨客船として活躍した時代にスポットを当て、竣工当時の資料を元に改修されたアールデコ様式の一等ダイニングルームや一等喫煙室、特別室などの客室を公開するほか、氷川丸の波乱の歴史を紹介する展示コーナーを設ける。再開後の開館時間は10時~17時、料金は一般200円、小中高生100円。

 同社が運営する「日本郵船歴史博物館」(中区海岸通3)では、氷川丸リニューアル記念展「あのころの氷川丸~昭和36年から横浜のシンボルとして47年~」を2月9日~5月6日まで開催。氷川丸航海時の写真や改装工事の関連資料などを展示する。

 氷川丸は、1930年に三菱横浜造船所で貨客船として竣工。戦前、戦後を通じ北太平洋を238回横断し、延べ約25,000人の乗客を運んだ。1960年に現役生活を終え「横浜港開港100周年記念事業」の一環として、1961年に山下公園に係留された。

 日本郵船は、スイスのダボスで開催されていた世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で1月23日に発表された「Global 100 Most Sustainable Companies(世界の持続可能な企業トップ100)」に2年連続で選出されている。

日本郵船日本郵船歴史博物館日本郵船、2008年春に「氷川丸」の営業再開-修繕費10億円(ヨコハマ経済新聞)横浜マリンタワーと氷川丸が営業終了-終了時に汽笛3回(ヨコハマ経済新聞)横浜マリンタワーと氷川丸が45年の歴史に幕-今後保存へ(ヨコハマ経済新聞)

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