今年5月に横浜で開催される第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)の親善大使に女優の鶴田真由さんが決定し、2月13日外務省で委嘱状交付式が行われた。
鶴田さんは神奈川県出身で、テレビ番組の取材などでアフリカを多数訪問しており、現地の水問題について取材するなど、アフリカに造詣が深いことから大使に選ばれた。今後、市民の関心を高める広報事業を担う。鶴田さんは「この機会にさらにアフリカについて勉強し、広報に尽力していきたい」と話した。
交付式には高村正彦外相や、中田横浜市長、アフリカ外交団長のムタンゴ駐日タンザニア大使らが出席。高村外相は「実際に厳しい自然環境下でアフリカの諸問題をご覧になっている『アフリカ通』の鶴田さんに、広く我が国市民に積極的に情報を発信いただき、国市民の関心を高めていきたい」と期待を寄せ、委嘱状を手渡した。
アフリカ開発会議は、日本政府が、国連や世界銀行などと共催するアフリカの開発をテーマにした会議で、これまで1993年から5年に1回、東京で開催されてきた。東京以外での開催は、来年の横浜が初めて。2003年の第3回会議では、アフリカ諸国のほか欧米の援助国、アジア諸国や国際機関など89か国、47機関から24人の首脳を含む1,000人以上の参加者があった。