横浜市こども青少年局などは2月26日より、「起業」をテーマにした若者支援講座を開催する。
「若者リバイバルセミナー ~就職氷河期時代からのメッセージ」と題された講座は、3月28日まで3回にわたり横浜市立大学エクステンションセンター(横浜市西区みなとみらい)などで行われる。プログラムは、第1回=若手実業家らによるセミナー、第2回=若者と商店街との協働による地域の経済振興やまちづくり、第3回=地産地消をテーマに起業、いずれも若者たちの自立に向けた可能性を探るのが狙い。
第1回の講座では、「ひきこもり」や「ヤンキー」と呼ばれた経験を持つ30歳代の起業家3人を講師に招き、過去の体験をもとにした独自の「起業」ノウハウを伝授する。
「ニート」や「ひきこもり」などの社会的・精神的な自立に困難を抱える若者の増加は深刻化しており、横浜市によれば市内在住の若者の約10人に1人が無業状態にあるという。横浜市ではこども青少年局が若者の自立支援に向けて2006年から取り組んでいる
こども青少年局の同講座担当者は「格差社会や下流社会に押しつぶされずに、若者が仕事を興すことで、自分や周囲の人たちを元気にしていくための心構えやノウハウを学んでほしい」と話す。
開催は、第1回=2月26日、第2回=3月6日、第3回=3月28日。時間はすべて18時30分~21時。参加無料。
横浜市こども青少年局 青少年自立支援サイト「For You」横浜市が若者情報サイト「ヨコハマはぴねすぽっと」開設(ヨコハマ経済新聞)