横浜市は、今年5月に市内で開催される「アフリカ開発会議」に向けて、アフリカ支援キャンペーン「ヨコハマ・フォー・アフリカ」を展開する。飢餓などアフリカの現状について意識向上を図るさまざまなプロジェクトを実施。市民から寄付を募り、国連世界食糧計画(WFP)を通じて学校給食や植林活動に活用する。
キャンペーンのひとつ「アフリカのハラペコを救え。」では5月から、市内を中心に趣旨に賛同した飲食店やコンビニ、ホテルなどでアフリカ料理や、アフリカの食材を使用した「アフリカ支援メニュー」を提供。その売り上げの一部を寄付する。
そのほか、今月20日からは山梨県・道志の森の源流水「はまっ子どうし」のキャンペーンボトルを発売。1本あたり約1円を寄付に当てる。同26日からは市立動物園や山手西洋館などで募金箱を設置し、寄付金をアフリカの植林活動に役立てる。また、5月25日にはみなとみらい地区で、世界約90カ国で6月から開催されるウオーキングイベントの先陣を切ってチャリティーウォーク「ウォーク ザ ワールド FOR アフリカ」を開催する。
アフリカ会議は、日本政府が、国連や世界銀行などと共催するアフリカの開発をテーマにした会議で、これまで1993年から5年に1回、東京で開催されてきた。東京以外での開催は、今年の横浜が初めて。2003年の第3回会議では、アフリカ諸国のほか欧米の援助国、アジア諸国や国際機関など89か国47機関から首脳24人を含む1,000人以上の参加があった。
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