NPO国際障害者スポーツ写真連絡協議会(横浜市中区鷺山)は3月16日より、今年9月の北京パラリンピック開催に向けて「ジャーナリスト・ワークショップ」を開講する。
同ワークショップは、プロ、アマチュアを問わず、北京パラリンピックを取材するジャーナリストの育成講座。約3カ月間、ジャーナリストやカメラマンを講師に迎え4講座を開講する。受講者は希望により現地取材や配信などのボランティアスタッフとして参加することができる。
障害者スポーツの振興を目指す同協議会は、シドニーパラリンピック(2000年)から、メディアが取り上げる情報だけでなく、あらゆる角度から「ファンのメディア」として情報を発信してきた。取材、発信はボランティアにより運営され、アテネ大会では約20人が参加した。
今回のワークショップはコンテンツのクオリティー向上を目的とした初の試みで、大会開催へ向けてジャーナリズムの基礎を学ぶ。同協議会の佐々木延江さんは「初めての国際取材という方にとっては、かなり努力が必要となるが、大会で素晴らしいコンテンツを残し、ジャーナリストとして成長できるよう、意欲のある方を募集している」と話す。
講座では、角井英司さん(早稲田大学川口芸術学校講師)や一ノ谷信行さん(スポーツ報道カメラマン)、山川洋さん(ソルトレークパラリンピック・アルペンスキー日本代表監督)らを講師に招き、メディアリテラシーや、取材の準備から実践、「NPOメディア・ジャーナリスト」の役割などを学ぶ。
会場は、アマノスタジオ(中区)と横浜ラポール(港北区)。開催は、3月16日、4月20日、5月11日、6月15日。参加費は4回で38,000円(単回で参加する場合は1回に付き10,000円)。